秒速5センチメートル「あの貴樹君、貴樹君は、きっと、この先も大丈夫だと思う、絶対!」明里は貴樹の未来が見えていた。 [秒速5センチメートル]
休日も自宅で仕事、
白板にはアプリケーションプロミラミング納品、
エレベーターで鍵を落とす、
貴樹は疲れ果てていた。
終電のなくなった新宿、参宮橋に自宅まで歩いて帰る、雪がちらつく、「桜の花びら」を連想される。
3年間付き会っていた女性からメールが届く、
でも、私達はきっと1000回もメ-ルをやりとりして、たぶん心は「1センチ」くらいしか近づけませんでした。
貴樹は会社を辞めた。
13歳の3月、雪の岩船の駅、
「あの貴樹君、貴樹君は、きっと、この先も大丈夫だと思う、絶対!」
明里は貴樹の未来が見えていた。
貴樹は、あの時の明里の言葉を借りて「自分」を取り戻した。
踏切の向こうは過去。
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